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早朝のアオゲラとセンダイムシクイ

 4月30日(日)

 桜の花が散ると、木々の枝は葉をつけはじめます。気温は連日20度を越え、暖かくて、過ごしやすい一日となりました。

 昨日の朝5時40分過ぎ、自宅から外へ出ると、小さな公園と歩道を隔てる小さな土手で、一羽のアオゲラを見かけました。私の足音を聞いて、地上に降りていたアオゲラは、すぐ近くの木に飛び移ります。

 アオゲラは、本州では身近なキツツキの一種です。緑色の体は、葉っぱに溶け込んでいます。深緑の季節には、鳴き声を頼りに探します。

 その一羽のアオゲラを追って、もう一羽の個体が現れました。切り株を境に、2羽の個体は向き合います。左の写真(携帯版では上から一番目)を見れば分かりますが、2羽の間で頭部の模様に違いがあります。一羽は赤い筋がはっきりと刻まれているものの、もう一羽は赤色の毛がわずかしかありません。頭部全体にかけて赤い筋が走っているほうがオスで、赤色の毛が少し残っている方はメスです。

 オスもメスも普段は樹上で暮らしているものの、朝方人のいない時間帯を見計らい、地上でアリを採取しにきたのでしょう。

 メスの後を追って、オスも飛び立っていきました。

 土曜日の朝方、普段都市部へ通勤するサラリーマンの姿はなく、度々早朝散歩を日課としている老年の方がまばらに通ります。人気がない分、警戒心の強いアオゲラが姿を現しました。

 この日、もう一つの大きな発見がありました。20mから30m先の丘の上にある公園の中から、センダイムシクイの声が聞こえてきたのです。自分は、階段を上り、声を頼りに、木々を見上げて、姿を見つけました。幸いにも葉の密度が低かったため、すぐに発見して、撮影に入ることもできました。

 センダイムシクイは、春の渡りの時期にあたる4月から5月には、緑のある公園に飛来します。ウグイスと同様、声は聞こえても、姿が見れないことで知られています。

 休日の早朝は、普段お疲れのサラリーマンや学生もねむっているため、車のクラッシュ音もたたず、ひっそりと静まっています。警戒心の強い野鳥たちも姿を見せてくれました。

 改めて早朝散策の魅力を感じました。